2025年9月12日。開業して2か月余り経ちました。
わずかではありますが、ご相談もいただけるようになって、
おこがましい表現ではありますが、「人様のお役に立てているのでは」と思えるようになりました。
これといって行政書士業務の中で得意分野を打ち立てているわけではないので、ご相談内容は様々です。
自動車の個人間売買、遺言書作成や相続手続き、開業時の補助金、地役権設定の対応、緊急自動車の申請、などなど。
本当に様々です。頼っていただけるということに感謝しています。
そんな中、行政書士会が開催してくださる研修会が立て続けに発生してきます。
聞いたところによると、年度(各年1~12月)の前半は行政書士会の人事が多く、後半になってから、個々の行政書士に対するいろんな研修行事が増えてくるようです。
得意分野を定めていない私は、とにかくどん欲に知識を習得したく、
9月は申請取次事務研修(外国人の在留資格の取次を扱えるようになる研修)、丁種封印研修(自動車のナンバープレートを交換できるようになる研修、ナンバープレートの封印は資格無しではおこなえません。)、消防法研修への参加をすでに決め、申請取次事務研修については、提出物の郵送締切が9月18日ですが、今週の前半には終わらせました。
10月はコンプライアンス研修があります。これは新人行政書士が必ず参加するものということで、翌年2月までの間に飛び飛びで計5日間開催されます。
コンプライアンス研修ということなので、当然に倫理について学ぶわけですが、昨今に限らず、士業についている人がその士業の特権を利用した違法行為が発生している中で、こうしたコンプライアンス(法令遵守)教育は比重を増しています。これは、行政書士に限りません。ましてや、士業にも限りません。企業に勤めていたときからそうでした。つまり世の中が、「もっとコンプライアンス教育を厚くしていかないと」という方向に動いているわけですよね。
利益・能力・機能といったものばかりが目的となり、それ以外のものは重視されないがために、倫理道徳が失われつつあるのでしょうか。
それとも、倫理道徳はそれほど失われてはいないけれども、情報社会が進んだことで、世界の隅々の出来事まで知ることができるようになった結果、違法行為が目立つような感覚を覚えるのでしょうか。
私も、たたけばホコリしか出てこないような人間ですから、ご相談をいただけているからといって有頂天にならずに、
「お前の根はそんな人間なんだぞ」と自分に言い聞かせながら、研修の機会があればどんどん活用していきたいと思います。
そして、これからも「丁寧に、誠実に」。一つひとつのご相談に向き合ってまいります。
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